10月7日、葉山国際カンツリー倶楽部にて開場50周年記念ゴルフコンペが行われた。
SKGにとって記念すべき大きな節目となる今年の同コンペ。
当日は見事に晴れ、早朝から120名ものSKG会員が一同に集まった。
そのうち女性は34名。下は31歳の方から上は88歳のご高齢の方まで。
老若男女、性別問わず多くの方が参加した。
特に今年は女性の参加者が3割と、例年よりも多い。
葉山国際カンツリー倶楽部には「ダイヤモンドコース」と「エメラルドコース」の2つがあり、参加者はどちらかのコースをラウンドする。
ボールがホールを逸れた瞬間、喚声や驚嘆の声があがる。
葉山国際カンツリー倶楽部は高台にあるため、東京湾や相模湾、房総半島や江ノ島も見渡せた。
海の眺望。大自然に囲まれ、海に向かってボールを打つ。
同コンペは新ペリア方式。
「隠しホール」と呼ばれる任意に選ばれたホールのスコアの合計によってハンディが決まるため、ギャンブル性のあるこの方式。
このギャンブル性ゆえに参加者は全員、世代や性別、技量は関係なしに同じ土俵でスリリングに競い合うことができる。同コンペの醍醐味である。
そして隠しホールの存在はラウンド後まで知らされないため、最後までドキドキだ。
ラウンド後のパーティーの様子。
SKG代表取締役社長の岩崎聖秀が登壇する。
「SKG開場の際には生まれてさえいませんでした」
社長は現在43歳。半世紀という歴史の長さについて言及し、先代である亡き父への感謝を示した。
「2011年、東北で地震が起きた時、ここ三浦半島も大きく揺れました。『こんな中オープンして良いのか?』私は悩みました」
「そんな時、あるお客さんが『いい気晴らしになったよ』と、練習終わりに話しかけてくださり、私は思いました。ゴルフ場はテーマパークのように夢を与えるような場所ではないけれど、みなさまのその日1日を豊かにすることはできる。そしてそれこそが僕たちの使命である、と」
「100周年に向けてがんばっていきたいと思います」と新たな歩みを誓い、最後を締めくくった。
待望の結果発表。
まずはレディス部門の1位から。
○ダイヤモンドコース
レディス部門1位:井上みゆき様
「去年から参加しているんですが、去年は参加賞だけだったので今年は優勝できて嬉しいです」
○エメラルドコース
レディス部門1位:田中幸子様
「みなさま今日はお疲れさまでした。50周年女子の部で優勝できて感謝しております。練習場の皆さまには本当にお世話になっております、これからもよろしくお願いいたします」
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続いて、50位特賞の方。こちらは50周年記念にちなんで50位の方に贈られた賞。
○ダイヤモンドコース
50位特賞:君島優様
「実は四日前に怪我をして、痛むので途中でリタイヤしようと思っていました。でも痛み止めを飲ませてもらえたこともあって、なんとか最後までやりきることができました。ありがとうございました」
○エメラルドコース
50位特賞:北之原弘子様
「去年は49位で賞をいただき、今年は50位ということで賞をいただくことができました。楽しかったです。ありがとうございました」
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そして気になる総合優勝は?
記念すべき今回のコンペを制したのはこの方。
○ダイヤモンドコース
総合優勝者:渡辺隆男様
「今日はどうもおつかれさまでした。(一緒に出場している)女房になんとか負けないようがんばりました」
○エメラルドコース
総合優勝者:西根克紀様
「三回目になりますが表彰されてうれしいです。必死にボールを打った練習成果が出てよかったです」
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他にもたくさんの方が順位に応じて賞と景品を獲得した。
今回、参加者から頂いた参加費用は児童養護施設「春光学園」への支援に一部回される。春光学園への支援提供は毎年行われている。
他にも今年はダイヤモンドコースの12ホール、エメラルドコースの10ホールをチャリティーホールとした。
チャリティーホールでは、参加費用かつ寄付金として1000円を払うことで、一打でグリーンに乗せれば景品がもらえる。
参加費用は全額、チャリティー活動への寄付金として使われる。
コンペ会場に設置した被災地・千葉への募金箱にも多くの義援金が集まった。
今年で50周年を迎えたわけであるが、SKGははやくも100周年を目指して歩みを始めている。
今後もコンペ開催やより良い練習環境の提供、チャリティー活動などを通して、多くの方々の日々を豊かにしていきたい。